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『亡国記』☆ 最近一番印象的だった本

  • 2015年8月12日
  • 日常
  • 2件

2017年、4月1日午前7時10分、静岡県沖を震源とするマグニチュード8.6の地震が発生、東南海地震、南海地震が連動する南海トラフ巨大大地震が引き起こされた。
この地震によって、静岡県岬町で震度6強を観測し、今回は津波が到着するより前どころか、地震発生とともに島岡原発三号機の圧力容器そのものが破壊されて燃料が即発臨界、つまり核爆発を起こすという未曽有の災害が発生した。
福島のときに放出されたのと同一レベルの濃度に汚染された空気が、中部、近畿地方を襲う。
福島のときは爆発によって大気中に放出された放射能性物質の九割近くは偏西風によって海上に運ばれ、そのことが事故に対する過小評価を許すことにもつながったのだが、今回は“神風”が吹くことはなかった。いや、それはまるで、福島で与えた警告を聞かなかった人々への、怒り狂った神の仕業とさえ思われた。

これは『亡国記』という小説の一部を引用させて頂いたものです。
あくまで小説の話し…なのですが、めちゃくちゃ起こりうる話しだと思います
この地震大国の日本ですよ?あるでしょ、この展開

小説では、迫り来る放射能から逃れる、父と娘の命がけの旅(海外に逃げます)が描かれています。
冒頭で南海トラフ巨大地震が発生するのですが、もうそこから緊迫の連続!寝る間も惜しんで一気読みしてしまいました
読みながら何度も泣きそうになるくらいリアルで、そして本当に怖かった。
最近仕事でちょこちょこ本は読みますが、ここまでインパクトに残る本は久しぶりでして。
続々と原発が再稼働している今、これは本当に現実味を帯びていてゾワっとします
グロテスクな表現などないのに背筋が凍るのは作者の手腕でしょうか。新人の作家さんらしいので、ちょっと応援したい気持ちになりました。

気になった方、夏の読書におすすめです。ヒヤッとできるかも
ちょっと厚めの本ですが、するっと読めました。
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35度越えが当たり前の暑い日々順調に腐敗も進んで仕事や家事の合間をぬっては大好きなキャラの妄想で頭の中はお花畑な私(´▽`)
でもそんなぬる~い楽園に浸れるのは“日本”があるからなんですよね。
日本壊滅状態ってスケールの大きい話ですが、私の書いてる二次創作よりよっぽど現実的な話だったんです(´д`)
大好きなキャラ達の為にも!そしてもちろん現実の大切な人々の為にも。安全と平和な日本であり続けて欲しいです

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