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弱虫ペダルRIDE.491『賭けの勝者‼』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今週は鳴子が表紙の週刊少年チャンピオン
そのド派手な赤い髪を見るだけでテンション上がります
さっそくですが、今週の弱虫ペダルの内容と感想に入らせて頂きますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください

『◎鳴子の狙いを知り、緊張が走る…‼』という言葉とともに、ハッと驚く真波の顔、ニッと口元に笑みを浮かべる鳴子の顔が順に描かれます。

真波「なるほど…驚いた。そんな算段があったとは。登りの途中で追いつくと想像した箱根学園(オレたち)。登りの先の平坦までもつれると想像した鳴子くん。その想像の差を利用するなんて‼ やるねぇ‼」
言いながら、ズウッとサドルから腰を上げます。
真波「そうでなくっちゃ‼」
立ち上がり、ダンシングの姿勢になります。

鳴子(真波が立った‼ ダンシング体勢に入る‼)

鳴子の視界には、前方で立ち上がりつつ、自分に視線を送る真波の瞳が移ります。
鳴子(闘う目‼ そりゃあそうか。この先平坦があるとはいえ、読みの違いで先頭が見えんかったとはいえ、まだここは、真波(あいつ)の得意分野、登りや‼)

真波「それぇぇ‼」
ギュアァと加速する真波。

真波「それぇぇ!!」
真波(鳴子くんは言った。“このあと2つコーナーをぬければ平坦”だって)「“2つ”…そうだ、まだ登りはコーナー2つ分もある‼ 」
ダンシングで駆けのぼる真波。

真波「まだまだ途中だ‼ 勝負は‼」
残り2つのうち、1つ目のコーナーに入って行く真波。
真波「見えろ先頭‼」

そんな真波の後ろでは、鳴子が必死にペダルを回しています。
鳴子「くっそ、マジっ速や‼ 真波。こいつ人間か‼ ああ、いや、新幹線やったわ。おるあああ」

1つ目のコーナーをぬけた真波と鳴子。
その先に続くのは道のみ。
2人の見つめる道の先に、先頭の後姿は見えません!

ぽっかりと口を開ける真波。

真波「いない」
言葉と同時にガチャンとギアを入れます。
真波「のこりコーナー1っコ‼」
表情の変わる真波。目を見開き、どんどんギリギリの状態へ追いつめられていく勝負に血が滾っているかのようです。

鳴子(よっしゃ、見えへんかった先頭‼ のこり1コーナー‼ のこり1コーナーのがまんや‼ それで登りは終わる‼)「うるああああ」(まだ見えるなよ、小野田くんたち‼ 登りが終われは平坦や。ブチ抜いたる‼」
願いながら、真波に置いていかれまいと食らいつく鳴子。

鳴子(しかし、登りが一旦終わるということは、地形的には一回山頂迎えるいうことや。山頂ふきんは)
チラッと周囲の山並みに目をやる鳴子。
ヒュウウと流れる風を感じます。

鳴子(ちょっとやっぱし風つよいな)

ザワザワと風に揺れる草。

鳴子(しかーし大丈夫‼ 浪速のスピードマン鳴子章吉は風とトモダチ)「平坦に入ればワイの真骨頂見せた…‼」
言いかけた鳴子の言葉が止まります。
鳴子「!」(風…あかん、たしかウワサじゃ)

前方の真波が鳴子を振り返ります。

真波「風、でてきたね。鳴子くん」
ゴゴォとプレッシャーのあがる真波。

鳴子(こいつも‼ 風とトモダチ‼)
鳴子が思うのと同時に、バサアッと真波の背中に現れる白い羽根!

鳴子(加速する‼)

ドンと加速する真波。

鳴子「あかん、何や今の、CGみたいに加速した!! 一瞬ハネみたいの見えたァ!! こっちがフル加速しとんのに追いつかん!! リニア新幹線か、ボケェ!!」

バァッサァァと、まるで羽ばたくかのように一気に進む真波。
あっという間に2つ目のコーナーへ入っていきます。

真波「最後のコーナー。見えろ‼ 見えろ‼ 見えろ先頭‼」

ドンとコーナーをぬけ、目を見開いて前方を見つめる真波。

真波「………先頭…」
見開かれていた瞳は、すっと細められ、うっすら口角があがります。
真波「なるほど…見えない」

一旦終わる坂を登り切った真波。
彼の前方に広がった平坦の道。
その道の先に、まだ先頭は見えませんでした。

ぜーぜーと息を切らしながら、鳴子も上がってきます。

真波「大したもんだねぇ、鳴子くん。おめでとう」

鳴子は俯いたまま、ハァハァと荒い息です。
対して真波は呼吸を乱すことなく、笑顔を見せます。

真波「分の悪い賭けだと思ったけど、キミに迷いはなかったね。どうして?」

鳴子はハァハァと息切れしながら答えます。
鳴子「てか、その前に速すぎ…や、ボケ。コロす気か…」

真波「ほら先頭は平坦の先だよ。ボクらが予想してた登りの途中では結局つかまえられなかった」
笑みを浮かべて鳴子に視線を送る真波。

鳴子は俯いたままですが、口元に笑みを浮かべます。
鳴子「“迷いがなかったね”か…カッカッカ。別にないこたなかったわ。相手は何せ、おまえやからな。条件もきびしい…ギリギリやった。けど、ワイは賭けた。おまえの言うた通り、己の可能性に。そんでねばった。けどこの『賭け』はワイ1人の力じゃ成立せーへん」
真波「え」
鳴子「だから賭けたんや、もうひとつ。仲間の可能性に‼」
俯いていた顔をあげ、ニカっと笑う鳴子。

鳴子「ワイの勝算は__ハコガクが想像している以上の速度で2人が山を登り、ワイの得意な平坦道まで先行してくれとかな成立せーへんのや‼ ワイはおまえと闘いながら、何度も心の中で『行け小野田くん』『行かんかいスカシ』って念じとったんや‼」

真波「………念ね…そうか…なるほど…この勝負、実は3対1だったんだね」

真波の言葉を全て待たずして、ドンと飛び出していく鳴子。
先ほどまでとは完全に形勢逆転となりました。

飛び出した鳴子の後方では、真波が「ありゃま」と言いながら頭をかいています。
真波「力じゃ負けてなかったんだけどなぁ。おしゃべりを楽しみすぎたかな」

真波(すいません、黒田さん)

鳴子と勝負に出る前に、黒田に言われたことを思い出す真波。

黒田「いいか真波。行ってもいいが、ひとつだけ約束しろ。もし何かあって、ヤツが勝ちそうになっても、深追いするな。その必要はねェ。ヤツは__“働きすぎ”だ」

真波が思い出しているこの黒田の言葉とともに描かれるのは、今まさに先頭に合流しようとしている鳴子。
大きく手を振る鳴子を、笑顔で振り返る今泉と小野田です。

黒田「このレース、最後のゴールにたどりつく前に、リタイヤする」

『◎仲間を信じ、無事に合流する鳴子‼ しかし、黒田が示唆するのは__!?』という文字で今週はおしまい。

あぁもう!何てことを言ってくれるんだ黒田!って。別に全く黒田が悪いわけじゃあないのですが。八つ当たりのひとつもしたくなるってもんです
鳴子に…鳴子にフラグが立ってしまいました
次、後続が差をつめてきたら、総北3人の中で最初に散るのは鳴子って事ですよね
総北信号機の手繋ぎゴール、厳しいと分かっていても願ってしまっていた私。
胸が張り裂けそうとは、まさにこの事
大好きなキャラではあるけれど、きっとゴールまで行けないだろうと分かっていた手嶋、青八木、鏑木と違って、鳴子に関しては、淡くですが、ゴールまでの期待を抱いていました。
なのに今年もダメなのでしょうか
今週の最後のコマ。総北3人が揃った!という夢のように嬉しい絵と、鳴子リタイヤを暗示した台詞が同時に描かれてしまったというこの残酷さ!!(T-T)
真波との勝負に鳴子が勝ったという喜びがぶっ飛んでしまう程苦しい気持ちになりました(ノД`)

切ない……
のですが、嘆いていても仕方ないので、真波と鳴子の勝負、ちょっと振り返らせてもらいます。

真波、とうとう出ましたね!羽根
鳴子が風の話をはじめた時の、あぁ、ヤバいヤバい、風と言えば出ちゃうよ~の期待感!
めちゃくちゃドキドキしました(≧Д≦)
いよいよバサァっと出る瞬間は、見開き2ページ全てを使っての翼付き真波ですど迫力(*´▽`*)
たとえ鳴子応援中でもテンション上がり、心の中でガッツポーズをとってしまう感じです。
真波の魅力は底知れないですね(´▽`)

そして、そんな羽根を出した真波に食らいつていけた鳴子
仲間を信じてって、鳴子らしい!
真波の「この勝負、実は3対1だったんだね」という言葉がすごく印象的でした

それでも、超スピードで登ったにも関わらず涼しい顔をしているという真波……やはり強いですね
力じゃ負けてなかったと言い切ってて。空恐ろしいです(>_<) 三人揃った総北ですが、すぐ後ろには真波。そして御堂筋も迫っています。
どう絡んでくるのか、相変わらず読めない展開。
本当に面白いです

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