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弱虫ペダルRIDE.472『ふたりの山岳賞』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今週も木曜日がやってきましたヽ(≧▽≦)丿
週チャンで弱ペダの続きが読める
というわけで、さっそくですが今週の弱虫ペダルの内容や感想に入ります
本誌未読の方はネタバレご注意ください

今週は解説から入ります
(手嶋の語りっぽい感じです)

レースの距離が長く
いくつかの山をこえる場合
「山岳賞」が設定される
きつい山の登坂を
一番初めに登りきった選手に贈られる賞で
名誉であり、誇りであり
「特別なジャージ」が与えられる
中学生レベルの地方の大会だと
さすがにジャージはないけど
表彰台にあがれるし、簡単な副賞もあるんだ

『千葉シリーズロードレース』と書かれたスタートゲートの前に並ぶ手嶋と葦木場。
葦木場は「朝は寒いね~」と目を細め、いつもと変わらぬ様子。
対して隣の手嶋は一人闘志に燃えています。
飄々としている葦木場を見つめながら、手嶋は思います。

手嶋(「表彰台」だ。オレはおまえに「結果」をのこしてやりたいと思ってるんだ。おまえの「限りある時間」の中で、「自転車やってよかった」「自転車選んでよかった」って思ってほしいんだ、オレは‼)

葦木場「ドキドキするね~」
手嶋(表彰台にあがれば、きっとおまえも、もっと自転車を好きになる‼)

パァンとスタートの合図が鳴り響き、選手たちが走り出します。
アナウンスが『千葉シリーズロードレース第5戦、中学生の部。ただ今スタートしました。皆さん最後まで頑張ってください』と告げる中、まだまだ集団の状態で進む選手達。
その中でも、手嶋はバンと気迫に満ちています。

葦木場「純ちゃん、いつになく気合いだねー。なんか…何ていうか、闘志を感じるよ」
手嶋「言っただろ‼ 今日はおまえは“山岳賞”を獲るんだよ‼ まかせとけ、オレが獲らせる‼」
葦木場「言ったでしょー。それムリだよー」

気合いの入った手嶋と対照的に、のほほんとした葦木場の返事に、手嶋はどーんと衝撃を受けます。

葦木場「いつもみたいに楽しく走ろうよー」
そんな葦木場の言葉に、手嶋は少し険しい表情を浮かべます。

手嶋「いいか、シキバ。前にも説明したが、ロードレースは基本的に皆、ゴールを狙ってる。山を登る『ヒルクライムレース』の場合、ゴールが『山頂』だから、皆がそれを狙う。大人数だ。けど、ロードレースの『山岳賞』はゴールに向かう途中にある。山岳賞欲しさに動けば、疲れてゴールを獲れなくなるから。ゴールを狙ってるヤツは動かない。競争率は下がる‼ 狙ってるヤツは少ない。頑張ればおまえも獲れる。それが__『山岳賞』だ‼」

手嶋の言葉に驚いたような表情を見せる葦木場。
葦木場「へぇーーなるほど、人数少ないから…さすが純ちゃん。かしこいねー」
手嶋「今はじめて聞いたカオするな」

手嶋と葦木場がそんな会話をしていると、すぐにレースは動き始めます。
手嶋「登りに入った‼」
道の脇には『この先カーブ』という看板が立てられています。
手嶋「標高が上がる‼ いよいよだ、さっきは競争率は低いつった。けど、そう簡単じゃない。表彰台は『表彰台』だ‼ その名誉を__ゴールを捨ててでも欲しがるヤツはそれなりにいる‼」

斜度8%の看板を通り過ぎたあたりで、まさにその名誉を欲しがる選手達が集団から飛び出して行きます。

手嶋「登りの勝負所に入った‼ 4人とびだした‼ いくぞシキバ。ここからだ‼ ペース上げろ‼ あの前の4人についていく‼ がんばれ‼」

手嶋は前に行った4人を追って加速します。
が、振り返る手嶋。
葦木場がついてきません。
下を向いて俯いたままです。

手嶋「どうしたシキバ。踏め‼ 今あの4人についていかなきゃ、おまえの山岳賞は__」

やがて顔をあげた葦木場が見ていたのは、前ではなく、横。
ガードレールの先に広がる景色でした。

葦木場「見てホラ。純ちゃん。ここから景色すごくよく見えるよ」

硬直する手嶋。
その脇を、他の選手が通り過ぎて行きます。

手嶋「け…しき?」

場面はレース終了後に移ります。

手嶋「何でレース中に景色見てんだよ‼」
葦木場の胸ぐらを掴んで詰め寄る手嶋。

他の選手が「なんだ」「南中だよ。2人もめてるぞ」と視線を送りますが、関係ありません。

手嶋「一体何だったんだよ、今日のレース‼ 結局ダラダラゴールまで走って、いつものように埋もれて24位25位。何やってんだよ、意味ないだろ。オレはとびだす合図をしたし、今日の目標も伝えた」

怒鳴る手嶋に、今度は葦木場も声を荒げます。

葦木場「オレは断ったよ‼」

一瞬、手嶋はレーススタート直後『ムリだよー』と言っていた葦木場を思い出します。

葦木場「景色よかったんだよ。晴れてたし、空気もかわいてて、高いところまで登ってきて。キレイな景色見えて、それを誰かに見せたいと思うのはそんなに悪いこと!?」

呆然と口をあけたままの手嶋。
手嶋「時と場合があるつってんだよ‼ ………くそ、オレのがんばりは何だったんだよ。……くっ」
ギリギリと歯をくいしばる手嶋。
葦木場にくるっと背を向けます。
手嶋「もういいよ。帰りの支度しようぜ」
葦木場「…………オレの方も、“もういいよ”」
去っていく手嶋の背中に、葦木場が告げます。

再び場面が変わって、雨の日の放課後。

葦木場「うー、寒いなー。帰り道、クツ濡れたら冷たいだろうなー」
教室で座席に座ったまま、窓の外を眺めてぼやく葦木場。
そこへやってきたのは東戸でした。
葦木場「あ」
ガタッと座っていた椅子から立ち上がります。

東戸「おう、葦木場」
葦木場「あっ、えーと…うん」
東戸「いいかげん名前おぼえろよ、東戸だよ。アダ名はヒガシマル」

葦木場「何か…用?今日は雨だから部活休みでしょ?」
頭をかく葦木場。
東戸「晴れてても部活最近サボってんじゃねーか、おまえ」
東戸の指摘に葦木場は固まります。
葦木場「いやっ、あのっ、雨が降りそうだなって…その…いつも…」
東戸「うそつけっ」

東戸は腕組みをし、葦木場の側の座席にドスッと腰をおろします。
東戸「このままやめようと思ってんだろ、部活」
葦木場「え、あ、いやっ…。………どうして。わかるの?」
東戸「じゃねーかって。手嶋が言ってた」

手嶋の名前を出され、反応する葦木場に、東戸が続けます。
東戸「先週も部活の皆でエントリーしたライドイベント、来なかったろ。手嶋はずっと待っていたぞ。スタートの合図鳴っても、ねぼうしてるだけじゃねーかつって、スタートラインで一人で待ってた」

葦木場(え)
ぎゅっと手を拳にします。
葦木場「だってさ。胸つかまれて、どなられたら、誰だって、もう乗りたくなくなるでしょ」

東戸「……………。おまえ何で、手嶋が胸つかんだか、考えたか?」

葦木場の表情を見ながら、東戸は語り始めます。

東戸「ずい分前の部活の帰り道に話してくれたよ」

部活の帰り道、並んで歩く東戸と手嶋。

東戸「葦木場に山岳賞を!? とらす?」
手嶋「いいアイディアだろ?思いついたんだ。できないことはないと思ってるんだ。あいつホラ、ノッてきた時、けっこういい登りするだろ?」
東戸「おおー」
手嶋「オレもがんばらないとなー」
眉をひそめ、ちょっと遠くを見る手嶋。
東戸「おまえが?」
手嶋「シキバを山の上に連れてく役がいるだろ?獲るためにはギセイが必要なんだ」
東戸「そら大変だな」

葦木場「………ギセイ?」
東戸「そ、だ。ロードレースはチームスポーツだからな。敵が複数で来たら一人じゃ太刀打できない。お膳立てする役が必要なのさ。オレにはできねェけどな………あいつぁ元々、人のために頑張ることに燃えるタイプなのかもしれねーよ」

サアァと雨の降る窓の外をチラっと見てから、東戸が言葉を続けます。

東戸「おまえ、今日…手嶋がどこにいるか知ってるか?」

葦木場は答えられません。

東戸「お膳立てのためには、自分も登れなきゃなんない。登りの練習しなきゃなんない。けど、フツウの日は部活の練習のメニューで一杯だ。だから__あいつは言ってたよ。部活が休みの雨の日に、登りの練習するんだって。1人で」

サァァと雨の中、坂を登る手嶋が描かれます。
手嶋「寒っみ。グローブの中までしみ込んできた。ひ~~」
手を見つめる手嶋。
ですが、またしっかりとハンドルを握り、登ります。
手嶋「まったく、何やってんだろうなオレは。部活辞めかけてるヤツのために練習なんてよ。アホか」

東戸「あの日のレースの時も、けっこう走り込んで準備してたんだよ。へんなプレッシャーになるから、葦木場には言うなって言われてたけど、な」
ポリポリと顔をかきながら、口留めされていた話も打ち明ける東戸。

衝撃を受けた葦木場。脳裏には、『オレのがんばりは何だったんだよ』という手嶋の言葉が過ぎります。
葦木場「純ちゃん……」(がんばり………)

東戸「あと葦木場__おまえにはたぶん、自分より才能あるって言ってた」

そんな東戸の言葉が最後まで終わらないうちに、ガタッと倒した椅子に目もくれず、葦木場が走り出します。
「おい、どこに」という東戸を残し、教室を飛び出す葦木場。

葦木場「純ちゃ…純ちゃん‼」

外はザアアァと雨が降っています。

『葦木場の胸中に駆け巡る想い。頭で考えるより早く、体が動き出す…‼』という文字が綴られ今週はおしまいです。

なんなんですか!この超ドラマな展開はっ(≧Д≦)
キュン死するかと思いました(>。<)

ほんと手嶋さん、あなたはどこまで良い人なんだぁ~!!(≧Д≦)
これ、葦木場じゃなくたって好きになっちゃいますよね!
東戸だって、こんなカッコいい事しちゃう手嶋だから。認めて。手嶋がインハイ走るとなれば応援にまで行ってしまうわけですよね。
てか、東戸はイイ仕事してますよね!彼のポジションは本当に重要だなと。“アシテシガシ”、好きになりました

そんな東戸に『オレもがんばらないとなー』と語る時の手嶋の表情!
なんとも言えないのですよね(>。<)
本誌を見ていなくて、私の文章だけを見てる~なんて方には上手くお伝え出来ないのが申し訳ないくらいです

葦木場には言わないで、一人雨の中練習する手嶋、マジで泣けます(ノД`)
自分が誘って葦木場も始めた自転車。
葦木場に『自転車やってよかった』『自転車選んでよかった』と思ってもらいたいからって。こんな影で努力が出来る人はなかなかいません!

それを知らなかった葦木場は、いつもの様に楽しく走れれば良いと思っていて。
葦木場は手嶋に綺麗な景色を見せたかった。
手嶋は葦木場に表彰台からの景色を見せたかった。
そんな二人のすれ違い、胸を打ちます

来週は雨の中で二人が対峙する事になるのでしょう。
次また二人で山岳賞にチャレンジするのでしょうか……
手嶋は中学で自転車を止めようとするわけですから、次出たレースで山岳賞を獲れました~とはならないのかな?なんて思いますが。
私としては表彰台で葦木場に「自転車選んで良かった」とか「表彰台からの景色は最高だよ」てな言葉を言って欲しい!
ふたりの山岳賞、どうなるのでしょう。
早く続きが読みたいです(>。<)
手嶋と葦木場の過去に予想以上に胸を打たれている私ですが。
大本命の青八木を、忘れていません例え今は出てこなくても!!
というわけで、ちょっとT2のお話。

今週の手嶋の“お膳立て”の様子に、チーム2の片鱗も見えましたね( ´艸`)
高校からではなく、中学の時から、そうゆう事を始めていたんですね、手嶋は。
この後、葦木場に結果を残せるのかはまだ分かりませんが、青八木と組んで、青八木はきっちり自分の指示通りに走り結果を残せたわけです。
自分ばかり…と謝る青八木に、満足してると語った手嶋の言葉は本当なんだろうなと、改めて思いました。

そして、T2の二人の役割分担について。
今までは、手嶋は“マネジメント力があるから”という表現で考えていましたが。
今週の東戸の言葉を借りて“人のために頑張ることに燃えるタイプだから”という表現も加えると……
ヤバいです、私も萌えます(*´▽`*)笑(漢字違いますが)
さらに私の中でT2の存在が尊くなってきました
ありがとう!ヒガシマル!!笑

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